2005年06月26日

チェブちゃんのシネマ

「か行とが行の不備」

本日ビデオでロシア製マペットシネマを見ました。無念にも使用不能の文字入りのため、題名を出すのは無理です。ただ主演のマペットはダンボのような耳を持つ茶色の正体不明の生命体(たぶん哺乳類)で、「チェブちゃん」などと呼ばれています。

「チェブちゃんのシネマ」は70年代、児童用に上映されたもので、チェブちゃんとその友達たちのやりとりを通じて人の優しさを伝えるマペットシネマです。当時のソ連で大ヒットし、今でも有名なようです。ディズニーランドにいる超有名ネズミのような存在なのでしょう。登場人物の愛らしいフォルム、ほのぼのとしつつ何となくさびしい印象を与える歌や映像は秀逸ですし、何よりもあふれ出る優しさに胸を打たれます。

また、児童用のマペットシネマであるのに、大人も楽しめる遊びの要素も多々あります。例えば、動物園の描写は大人向けの不条理な描写です。チェブちゃんの親友であるワニは、動物園に勤めており、その任務は「ワニの檻に入ってワニとして閲覧される」という内容です。ワニは定時になると、無造作につるしておいた私服を身にまとい、退出の段取りを踏んで退出します。そして一般市民として街に戻ります。

恐ろしいほどに不条理です。動物園で見られている動物は衣類を身にまとい、街で平然と歩いているのです。「チェブちゃんのシネマ」の住人にとって、動物園の存在する意味とは、動物の檻に入る意味とはなんなのだろうと思いわずらいました。動物園とは、人と共にいない普段見られない動物を見せ、学ばせる施設であるはずです。そういう大人のルールを無視して話はどんどん進みます。

「チェブちゃんのシネマ」の魅力は、お話にあふれる優しさや寂しさのみならず、その不条理さと登場人物の愛らしさの間にある、不自然なバランスにあるやも知れません。大人はその矛盾に新鮮味を覚え、児童は愛らしいマペットたちを純粋に愛するのと、たまに現れる不条理のパワーをなんとなしに察知して楽しむ部分もあるのだろうなあと思いました。

cheb.jpg
↑「チェブちゃんのシネマ」写真です。


「本日の不備で思う」
本日使用不能な文字のせいで、断定の助詞の大事な部分の使用不能に陥り、文字や文章の種類を減らさざるを得ない状態になった。使用不能な断定の助詞のみに悩む状態だった。他(た)の文字は使用不能でもさしたる問題はない。代替の文字を使用すればよい。
posted by ちんこ寺 at 23:46 | Comment(0) | TrackBack(1) | 鑑賞記 b_entry.gif

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