2006年09月28日

銀河ブログ協会の冒険 その2

■ノコノス事件と銀河ブログ協会の設立

 惑星ノコノスはノコの一大産地として知られ、「ノコノスを知らずしてノコを語るな」と言われるほど、銀河中のノコ愛好家から親しまれていた。ちなみにノコとはノコノス原産の四足小形動物で、体長は約30センチほど、爪を自由に出し入れできる。また目は顔面前方に位置し、瞳孔は縦長である。地球の哺乳類ネコに酷似する生物である。

 しかし、あの忌まわしいノコノス事件を機にノコノスのノコ産業は壊滅的な打撃を受け、現在に至るまで立ち直れない状態が続いている。



■ノコノス事件前史

 ノコ貿易は惑星ノコノスにとって生命線であり、同時にノコニアンの繁栄を約束する一大事業だった。ノコを愛玩用ペットとして輸出することを最初に思いついたのは、今からさかのぼること約550年前、ノコノスを統一したノコジャラシ1世であるという。
 当時ノコはノコノス土着の宗教ノコ教によって、神の使いとして保護されており、ノコノス全土には無責任に餌をあげる信心深いノコニアンによって増やされた野良ノコが溢れかえり、深刻な公害問題に発展していた。また、ノコを利用した宗教裁判が相次ぎ、ノコ教会勢力による一種の魔女狩りが横行していた。この事態を重く見たノコジャラシ1世は、野良ノコを他の惑星に愛玩用ペットとして売り飛ばすことを考えた。惑星によってはノコを愛玩用ペットとして珍重する風潮があり、野良ノコに適当にブランドをつけて売り飛ばせば儲かるし、野良ノコ公害問題も解決するではないか、こう考えたらしい。
 かくしてノコジャラシ1世の目論見は大当たりし、ノコノスはノコ輸出によって銀河有数の富裕惑星となったのである。



■ノコノス事件前夜

 ノコ輸出惑星として繁栄を極めたノコノスであったが、現在はその面影を見つけ出すことも難しい惨憺たる状態になっている。かつて月産30万匹を数えたノコ生産高は今では月産200匹程度に落ち込み、その中でも輸出に耐える毛並みのノコは半数に満たない。この惨状をもたらしたのはすべてノコノス事件であり、この事件をきっかけに、ノコノスの繁栄に終止符が打たれたといって良いだろう。

 ここで、ノコノス事件の状況を、順を追って説明しよう。

 まずバンドンという作家が登場する。この作家が、不幸にもすべての始まりを作った人物である。この作家はノコノスの新聞にコラムを持っており、そのコラムの一部が、よりにもよってブロガーにスッパ抜かれてしまったのが不幸の始まりだった。バンドンは自身のコラムで「増えすぎた飼いノコを放置するのが忍びないので、生まれた仔ノコを殺害している」という内容の文面を書いた。これは野良ノコの公害に悩まされた歴史のあるノコノスの常識的感覚で言えば至極真っ当なことであり、惑星内でこの作家を非難する動きは、一部のノコ教狂信者の反発以外はまったく無かった。
 しかし、この一新聞の一コラムに書かれたに過ぎない内容をスキャンしてウェブ上に載せ、子供っぽい非難を展開し始めたグループがおり、さらにブロガーたちがその尻馬に乗っかった。かくして、18億5000万匹のノコと20億人のノコニアンを死に至らしめ、ノコノスの人口の約半数を死滅させたノコノス事件が幕を開けることになる。



■ノコノス事件

 ノコ暦2099年8月、ノコノス地方紙「毎ノコ新聞」にバンドンのコラム「ノコ殺し」掲載。その中にノコ殺しに関する記述があった。発表当時の反響は一部狂信者による毎ノコ新聞購読停止以外、反響と呼べるようなものは無かった。

 同年8月20日、一部のブログで毎ノコ新聞バンドンのコラム「ノコ殺し」のスキャン画像を掲載しての非難記事があがりはじめる。このスキャン画像はもちろん著作権を無視し勝手に転載されたものである。

 同年8月21日、KUSOブックマークサービスを中心にバンドンの仔ノコ殺しに対する非難記事が注目を集め始める。はじめに注目しだしたのは主にブロガーの中でも最下層に属するものたちであり、そいつらより自分はマシだと信じているより低俗なブロガーが尻馬に乗り始めた。これにより、バンドンのコラムを無断転載した非難記事は33兆4239億4380万アクセスを稼ぎ出した。
 ちなみに、尻馬に乗ったブロガーたちの主だった面子の名前を挙げると、以下のようである。
グッチ・ハーク
モティエ・ナイ
エミン・ラダク
トゴネマ・ノン・ロギ
バロ・ワリョス、テラ・ワリョス兄弟
ギ・ゼン
エマ・テータ
イセ・ノトーヒ
イナクルワ・ハクボ
コーコロ・ヨワヒム
ヘルメン・リースカ
タレラ・ツタッツ
コ・マチ
バド・パト

 なお、銀河市民の名誉のために付け加えておくが、仔ノコ殺しを非難しているのはブロガーのみであり、銀河市民はこの騒動に一切加わっていない。そもそも、まともな銀河市民なら、「飼い主がそう決断したんだから、外野がとやかく言うことはないだろう」このように考えて余計な差し出口はしない。そういう性質の問題に、しかめつらしく自説を開陳するような野暮はブロガーくらいだろと相場は決まっている。また、ブロガーの中には「この問題には言及しません」などとわざわざ偉そうに書き込むものも現れ、銀河中の嘲笑を買ったことは記憶に新しい。

 同年8月28日、ノコノス事件勃発。
 数日前からKUSOブックマークサービスにたむろしていた行き場のないアクセスが、ノコノス公式サイトに流れ始めた。これに伴い81兆以上のアクセスによる負荷が惑星ノコノスにのしかかるように殺到し、ノコノス全域の電波を強力に妨害した。
 これにより、離陸直後の仔ノコ輸送船1000隻(仔ノコ500万匹搭載)がすべて墜落した。離陸時の管制塔から操縦がブロガーからの電波によって妨害されてしまった結果である。
 また、運悪くノコノス大気圏付近を航行していた超弩級輸送船が強力な電波妨害により大気圏に突入、二つに引き裂かれた船体は大気の摩擦によって溶けきらず、巨大な金属の塊となってそれぞれ北半球のアビシニアン大陸付近と南半球のチンチラ諸島付近に墜落した。この墜落の結果、アビシニア自治区のブチ、シマ、マダラ、タマ各都市を地表からえぐりとり、歴史あるチンチラ諸島を消滅させた。

 以上の二つの大墜落により、仔ノコを含む3億のノコと、5億のノコニアンが死亡した。しかし、被害はこれだけではすまなかった。輸送船の積荷が劇薬ノコイラズであったため、大気中にノコイラズの粉末が散布されてしまった。このノコイラズ中毒による死者がノコ、ノコニアン双方で最も多く、一次被害とあわせて18億5000万匹のノコと20億人のノコニアンの命を奪うこととなった。また、この事件をきっかけに各地で不妊や先天性異常を持つ子供の出生が倍増し、ノコノスの人口は目下急激な減少傾向にある。

 かくして惑星ノコノスの文明は半壊した。これが、ノコノス事件の全貌である。



■ノコノス事件後

 ノコノス事件発生の一報が銀河を駆け巡ると、銀河連邦共和国の特命により、直ちに事件の調査委員会が結成された。そして、事件をこれほど大きくしてしまった原因がブロガーの不見識によるものであるということが判明し、銀河中の話題を呼んだ。
 当時のブロガーの見識がいかに程度の低いものであったか、平たく言えば如何に馬鹿であったかということを証明する資料を紹介しよう。この資料は調査委員会に参考人として呼ばれたブロガーの陳述を記録したものである。

「はい、僕がイナクルワ・ハクボです。ええ、ノコノス星の事故については知ってます。大変でしたね。え?なんで僕のせいなんですか?僕は悪くないですよ。だってそうでしょう。僕はただ殺される仔ノコがかわいそうだという一心で記事を書いたりトラックバックを飛ばしたりブックマークしたりしたんですよ、尻馬に乗ったなんてとんでもありません。妨害電波になったって?それは結果論でしょ?僕は悪くないですよ。一緒になってブックマークをしてきた人たちが悪いのであって、僕に責任はありません。ええ、心からそう思ってますよ」

 なお、イナクルワ・ハクボは委員会に出頭する際は徒歩で入場したものの、帰りは意識不明の重体で担架で運び出されたことを追記しておく。



■銀河ブログ協会の設立

 こうして、書き散らすだけ書き散らして一向に責任をとろうとしないブロガーたちに業を煮やしたノコノス事件調査委員会は、怒りのあまり発展的解散を遂げ、同委員会のメンバーを中心とした新しい機関を発足させた。
 あらゆる下らない水掛け論に明確な解答を与えることによってブロガーの書くことを無くし、時には実力行使でブロガーの数を減らすことを至上任務とする特務機関「銀河ブログ協会」である。

(イントロ)
 
 いつの世にも馬鹿は絶えない。
 その頃、銀河連邦共和国は銀河ブログ協会という特務機関を設けていた。
 凶悪なブロガーの群れを容赦なく取り締まる為である。
 独自の機動性を与えられたこの銀河ブログ協会の長官こそソグ・キマ。
 人呼んで鬼のソグ・キマである。



続く

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2006年09月24日

銀河ブログ協会の冒険 その1

 銀河ブログ協会は銀河のブログ協会である。

 銀河ブログ協会は、ヴァギヴァギノス星系第5惑星クリトゥオリリンαの都市メンスに本部を持つ銀河有数のブログ協会で、協会本部ビルはまるで生命の進化を歪ませる黒い板を思わせるようなまがまがしい色形をしている。
 そして1階ロビーの受付を右に曲がったところのブロガー担当窓口がある。窓口には、係員の代わりにヒュージハードゲイズ社製20mmビームライフルがすえつけられている。これは協会の活動に抗議してくるブロガーに対して最も効率的な解決策を提供するための協会のサービスであり、各方面から概ね好意的な評価を受けているサービスの一つでもある。
 また、窓口の脇のテーブルには「これからブログを書きたい人たちのために」と題された湿った黄色いパンフレットが2,3枚ほど置いてあり、そのパンフレットの表紙には、このように大書してある。

「考えなおせ。君自身の輝かしい将来をブロガーになることでつぶしてしまうのはあまりに忍びない」

 そして表紙を一枚めくってみると、なぜ考えなおせと勧めるかの説明が延々20ページに渡って書き記され、ついで銀河ブログ協会設立のきっかけとなった、あの忌まわしい「ノコノス事件」について延々と書き記されている。

 ノコノス事件とは何か?銀河ブログ協会の設立とこの事件との間にどんな秘密が隠されているのか?湿ったページを辛抱強くめくりながら読んでいくことにしよう。



続く
posted by ちんこ寺 at 00:57 | Comment(0) | TrackBack(1) | 銀河ブログ協会の冒険 b_entry.gif

2006年09月15日

銀河ブログ協会の冒険 プロローグの続き

■プロローグの続き

 銀河ブログ協会の活躍は多岐にわたり、ありとあらゆる時代のありとあらゆるブロガーの話の種を華麗に奪い取っていったものだが、その中で最も輝かしい事例のうちの一つに、「なぜ人は人を殺してはいけないのか?」という疑問を疑いの余地無く解決した調査員カバラ・スウの調査結果がある。

 ホアド・イナノウヨイクス星系出身の調査員カバラ・スウは、なぜか未開部族に限って「なぜ人は人を殺してはいけないのか?」などという馬鹿げた質問をぶつけ合うという事実を発見した。実際問題、こんな話題をまともに話し合ってる連中といえば銀河広しといえどもブロガーか未開部族だけであり、まともな銀河市民ならば、こんな馬鹿げた質問を投げかけられたら間違いなく大爆笑するだろうし、不死生命解放同盟の連中などは本気で怒り出すだろう。ちなみになぜ不死生命解放同盟の連中が本気で怒り出すのかというと、彼らは宇宙の終わりが来るまで死ねない連中で、更に自分たちが不死であることに飽き飽きし、心の底から嫌悪しているからであり、寿命を持つ生命体が死や殺しについて偉そうに話しているのを聞くだけで憎悪と被害者意識が膨れ上がる連中だからである。
「本気で死にたい殺したいなんて思ってないくせに御託を並べるんじゃない、こちとら死にたくても死ねねえんだこの野郎」
これが不死者の魂の叫びであるらしい。

 ともかく調査員カバラ・スウは、多年の研究の末、「なぜ人は人を殺してはいけないのか?」という問に対する一つの答えを用意した。その答えとは以下のようである。

問:なぜ人は人を殺してはいけないのですか?

答:歴史が狂うからです。


あとは答えの正しさを実証するのみである。典型的な事例として、未開部族でありこの馬鹿げた質問を最も多く繰り返す存在「ホモ・サピエンス」を選んだ彼は、ホモ・サピエンスとその祖先の歴史を研究し、370万年前のアフリカ大陸に飛んだ。そして昼夜兼行の探索でルーシーという女性を探し出し、見敵必殺の精神で射殺した。このアフリカ大陸の一端で起こった小さな殺人事件によって、その後の人類の進化は大幅な修正を余儀なくされた。具体的に言うと、その後の人類はルーシーからではなく、エレクトラから進化の枝分かれを開始し、さらには何かの手違いでホモ・サピエンスが登場せずに、ホモ・ネアンデルターレンシスがそのまま地表を覆い尽くす結果となった。

「どうだ、ホモ・サピエンスどもめ、殺人の是非などいちいち検証するまでも無いだろう?」

 現代に戻った調査員カバラ・スウは、人々に対し得意げに自説の正しさを吹聴したが、一つ重大な問題に気づいた。せっかく自説の正しさを自慢してやろうと思ったのに、自慢する相手であるホモ・サピエンスが消滅してしまったことに気づいたのである。ああ、そうか、さっきまで説教をぶちかましていた相手はホモ・ネアンデルターレンシスだったのか。だから、おれが説教している最中も奴らはわけがわからんという顔で阿呆みたいに口をあんぐりあけてたのか。

 そういうわけで、彼は自身の調査方法に誤りがあったことに気づき、自分との話し合いの時間を持つためにちょっとだけ過去に飛んだ。ルーシー殺害旅行に行く前の自分と話し合って、調査方法の不備を指摘し、より良い方法を模索するためであった。
 しかし、この行動が彼にとって不幸な結末を生んだ。未来のカバラ・スウは過去のカバラ・スウに自分の過ちを説明し、新しい方法を模索すべきだと提案したが、使命感に燃える過去のカバラ・スウは頑として自分の主張を曲げず、議論は平行線をたどった。ついには過去のカバラ・スウが強引に370万年前に飛ぼうとしたので、未来のカバラ・スウはやむなく過去のカバラ・スウに向けて発砲し、過去のカバラ・スウを射殺した。未来のカバラ・スウが事の重大さに気づいたのは、自分の体に穴が開いて過去の自分に折り重なるようにして倒れ伏した後だった。

 こうして調査員カバラ・スウの「なぜ人は人を殺してはいけないのか?」の調査結果は、あやうく迷宮入りになるところだったが、運よく彼が珍しい死に方をしたために思わぬ形で脚光を浴びることとなった。
 彼の変死事件は銀河第473942-04823-0480-23174法廷で審議されたが、この珍事件が自殺か他殺かという問題を審議していた初代判事は、現行法の範疇外にある事件の解明に絶望し、被害者の死因を究明する前に、ピストルを自らのこめかみに押し当てて発射することによって自分の死因を解明した。この判事の自殺と事件の珍妙さのせいで、この案件は銀河中の注目を浴びることになったのだ。そして二代目から十五代目判事の努力とあきらめの繰り返しによって、次第にこの馬鹿げた事件の全貌が明らかになり、ついでに「なぜ人は人を殺してはいけないのか?」の調査結果も、次第に明らかになっていったのである。

 かくして、銀河ブログ協会調査員カバラ・スウの命がけの調査の結果、我々は「なぜ人は人を殺してはいけないのか?」という問に対する明確な回答を得ることができた。しかし、同時に彼が調査に行っていないというのも紛れも無い事実であり、はたして彼が本当に調査に行ったかどうかの法的な解釈に関しては銀河第473942-04823-0480-23174法廷の最終的な判決を待たなければならない。

 しかしながらこれは、調査員カバラ・スウの栄光と死の物語ではない。その死を簡単に乗り越えて活動を続ける銀河ブログ協会と、その活躍の物語である。



続く
posted by ちんこ寺 at 03:18 | Comment(0) | TrackBack(1) | 銀河ブログ協会の冒険 b_entry.gif

2006年09月12日

銀河ブログ協会の冒険 プロローグ

■プロローグ

 銀河ブログ協会は銀河のブログ協会である。

 銀河にはさまざまな団体、協会が乱立しているが、この銀河ブログ協会の設立には実に多くの人々が立腹し、ふざけたことをしてくれたものだと怒りをあらわにしたものである。まず第一に怒ったのはブロガーであった。その怒りのあまりの激しさはブロガーの怒りそのものであり、ブロガーの怒りそのものとはブロガーにならなければ絶対に理解し得ない深刻なものだったが、別にブロガーになりたくてなる知的生命体などこの銀河広しといえどもホモ・サピエンスしかいないので、その深刻さなど一顧だにされなかった。

 なぜブロガーたちがこんなにも深刻な怒りを銀河ブログ協会にぶつけたのか。これにはやや入り組んだ複雑な問題が存在する。
 まず第一に、銀河ブログ協会の設立趣旨である。これが、銀河中のブロガーを怒り狂わせる原因となった。そしてブロガーたちの怒りを呼んだ銀河ブログ協会の設立趣旨とは、以下のようなものである。

「一 銀河ブログ協会は、銀河に展開する諸ブログのすべての共通の問たる、なぜ我々は書きたがるのかという問に対する究極の答えを提供するとともに、その他もろもろのブログ上に繰り返し現れてはうやむやになるところの疑問すべてに完全な解答を与えることを目的として設立された協会である」
『銀河ブログ協会設立趣旨』より抜粋


 この設立趣旨にブロガーたちは怒り狂った。なぜなら、この設立趣旨どおりに活動されてしまうと、ブロガーたちは完全に書くことがなくなってしまうからである。そもそもブロガーというのは、才能、努力、適正、その他もろもろの諸条件を持ち合わせることができずに仕方なくブロガーを名乗っているだけの人たちであり、なぜ物を書くのか、なぜ人を殺してはいけないのか、なぜ猫を殺してはいけないのかといった、およそ基本的な問題にすら自分なりの答えを導き出すことができずにぐずぐずしている人たちであるから、銀河ブログ協会の設立は、ブロガーにとって死刑宣告に等しいことであった。

 第二に、銀河ブログ協会の設立趣旨である。ブロガーという人たちは、才能、努力、適正、その他もろもろの諸条件を持ち合わせることができずに仕方なくブロガーを名乗っているだけの人たちであり、なぜ物を書くのか、なぜ人を殺してはいけないのか、なぜ猫を殺してはいけないのかといった、およそ基本的な問題にすら自分なりの答えを導き出すことができずにぐずぐずしているふりをするしか能のない人たちであるから、銀河ブログ協会の設立は、ブロガーにとって死刑宣告に等しいことであった。

 そして第三に、銀河ブログ協会の設立趣旨である。ブロガーという人たちは、才能、努力、適正、その他もろもろの諸条件を持ち合わせることができずに仕方なくブロガーを名乗っているだけの人たちであり、なぜ物を書くのか、なぜ人を殺してはいけないのか、なぜ猫を殺してはいけないのかといった、およそ基本的な問題にすら自分なりの答えを導き出すことができずにぐずぐずしている人またはそのふりをしている人たちを馬鹿にするポーズをとることしか能のない人たちであるから、銀河ブログ協会の設立は、ブロガーにとって死刑宣告に等しいことであった。

 このようなブロガーたちの悲痛な叫びと魂の怒りをよそに、銀河ブログ協会は設立された。ブロガーたちの一部は怒りのあまり「銀河ブログ協会突撃オフ会」を敢行したが、要塞化された協会本部の誇る緻密な火網に阻まれ、協会入り口にたどり着くこともできずに一人残らず射殺された。このことは、少々言論が足りなくても火力が足りていればブロガーを黙らすことは簡単であるということを証明した最初の事例であり、銀河系の多くの人々を勇気付け、または喜ばせた。

 しかしながらこれは、ブロガーたちの怒りと悲しみと犠牲の物語ではない。その怒りと悲しみと犠牲をさらっと無視して設立された銀河ブログ協会と、その活躍の物語である。



プロローグの続きへ続く
posted by ちんこ寺 at 22:20 | Comment(0) | TrackBack(1) | 銀河ブログ協会の冒険 b_entry.gif

2006年09月11日

もう絶対決めた

■新しく続き物を書こうと思い立ちました

 もう絶対決めました。この前といっても5月ごろですが、続き物の与太話を書いたら評判良かったじゃないですか?それで気をよくしたちんこめは、こう思いました。

「また続き物を書いてやろう。見渡せばあたり一面には続き物すらろくに書けずエッセー崩れを書いている奴らばかりじゃないか。ここはもう1発続きものの与太話をぶち上げてみんなを喜ばしてあげたいものよ」

 しかし、めんどくさくて手をつけませんでした。ああいうのは結構疲れるんですよ。根つめて書けば書くほど疲れてくるので、書いてる途中でばかばかしくなってしまうんですね。
 でも今日テレビで幾重にも深く入り組んだしわが皮膚の内側に格納されている筑紫さんの顔のどアップを見ながら思いました。このままじゃいけない、うかうかしていると何もしない間に私も年をとって老いていってしまうと。

 そこで、明日中に新しい続きものの与太話を書き始めて、右も左もエッセイ崩ればかりで食傷気味のあなたに朗報をもたらそうと決意しました。

 もう絶対決めた。
posted by ちんこ寺 at 23:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 b_entry.gif

2006年09月04日

諸君らの大好きな子猫が未だ死に続けているのに諸君らは諸君らの好きな猫のことを話すのをやめるのですか?

■えらいブログを見つけました。

 ハマる生活‐坂東眞砂子氏コラム「子猫殺し」関連のまとめ

 ここは非常にえらいブログだと思いました。なぜなら、飽きたりほっぽり出したりすることなく、未だに坂東眞砂子さんの子猫殺しの話を集め続け、更新し続けているからです。

 ブログのエントリイやブロガアなどというものは、そのとき流行っているものや目に付いたものを何となく書いてしまうだけの走光性の虫みたいなものですから、上記ブログのようにきちんと一つの話題を追っているのはえらいと思いました。

 そしておそらくこのブログを書いている人の狙いは、以下のようなものだと思います。
 世の中に満ち溢れる間違った価値観であるところの慈善、良識は徹底的に破壊されなければならない。そしてその間違った価値観の発露が子猫殺しの作家を弾劾する最近の風潮であり、私はまずこの子猫殺しの話題を収集し、長期間に渡ってこれら間違った価値観に基づく行いの数々を晒し、愚弄嘲笑の対象にせんとするものである。
 これは非常に重要なことです。ブログで子猫がどうしたこうしたとか騒いでいる輩は、どうせ数日経てばまた同じような愚にもつかない別の話題に飛びついて同じようなテンションで書き散らすに決まっているのですから、こうして過去の所業を晒し天下の笑いものとすることで、慈善家ぶった鉄面皮どもを断固鷹懲せよということなのです。

 これは、私が以前サド侯爵にお願いして書いてもらったエントリイ『子猫殺しに関するサド侯爵の見解』に相通ずる精神であり、非常に目頭が熱くなりました。



■私もがんばります

 以上のような経緯で、私も書いたら書きっぱなしというのはよくないなと思いました。それではまるで思春期の男の子の射精です。やはり物事はやりかけやりっぱなしやり逃げではいけませんから、このテーマについてもっとしつこく追求していきたいと思います。
 このテーマとはどんなテーマかというと、以下のようなテーマです。

「ブログと健忘症の相関関係について」
「虚勢手術に興奮する人口の分布について」
「坂東さんの投げ捨てた子猫はもしかしたら俺の子かも知れないという異種交配願望を伴う妄想癖が同時多発的にブログ上に発生したことについて」
posted by ちんこ寺 at 21:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | webの恐怖 b_entry.gif

2006年09月01日

僕と大戦略

■僕は大戦略がとても好きです

 AMAZONで「大戦略WIN2」を注文したんですよ。
 大戦略は昔から大好きで、はじめてやったのがメガドライブの「スーパー大戦略」で、あの頃は大戦略も漢のゲームでしたから、兵器の説明とか無いし余計な演出も無いし、現代兵器の疎い私はきりきり舞いさせられながらゲーム自体の面白さにのめりこんでいったものです。

 次にやったのがスーパーファミコンの「大戦略エキスパート」です。これは読み込みが異常に遅くて部隊数が増えると1ターンにつき30分以上待たされることがザラだったのですが、キャンペーンモードが好きで夢中でやっていたのを覚えています。例の味も素っ気も無いあれです。
「199X年、A国がB国に対して宣戦布告、国境を越えたA国軍に対しB国軍は……」
 昔のゲームはこういう味も素っ気もなさそうな数行くらいの文字列で味のあるストーリーを演出できるものが多かったですね。

 それで数年前プレイステーションの「大戦略 マスターコンバット」をやったんですが、演出等いろんな部分がだいぶ軟弱になっていてこれはちょっと違うなと思いました。でも大好きなキャンペーンモードがあったので、そう文句も言わずある程度楽しみました。

 こうやって経歴を振り返ると僕は大戦略マニアといえるほどの知識や経験など持ち合わせていないのですが、初期大戦略シリーズのあの硬派な感じですごく好きです。



■大戦略WIN2はどうなんだろうか

 そういう流れで久しぶりに大戦略やりたくて、いま出ている大戦略シリーズの中で安いのを探してたんです。それで調べてみると最近の大戦略シリーズってリアルタイム制とかいろいろ新しいシステムを採用してるんですね。でもリアルタイムはシムシティとファイナルファンタジーだけで十分なので、昔ながらのターン制がいいんです。あと昔の大戦略っぽい無骨さを兼ね備えたのを探しながら、昨日の夜中にいろいろ考えた挙句の結論が大戦略WIN2なのですが、まだ届いていないのでこの選択は正しかったのかどうかわからず、非常に楽しみです。キャンペーンモードがなさそうなのが残念なのですが、2100円という安さを思えば仕方ありません。そうやっていろいろ気をもみながら体験版をダウンロードして例の小島のMAPをやっているんですよ。大戦略は本当に面白いので、シミュレーションゲームが好きだけど大戦略シリーズはやったこと無いという人がいたら、体験版だけでもぜひやってみるべきだと思いますよ。


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posted by ちんこ寺 at 22:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 b_entry.gif

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