2006年06月07日

当世侮陋愚気質 六月七日ノ日記

 当世流行リノ「ブログ」ナルモノ在リ。世間デハ「日記風簡易サイト」等ト解説サレテ居ルガ、要ハ日々ノ徒然ヲ書キ殴ツタ書捨ノ書簡ヲ、恥モ外聞モ無ク世ニ公開スルモノナノデアラウ。愚ノ極ミデアル。如何ニモ気ニ入ラヌノデ、「ブログ」ナルモノヲ書表スニ「侮陋愚」ト充テヤツタ。

 何デモ「ブログ」トハ英語ノweblogヲ短縮シタblogナル造語ニ片仮名ヲ充テタ呼方ナノダサウナ。何故ニ外来ノ言葉ヲ其ノママ拝借スル情ナイ真似ヲスルノダラウカ。先人達ハ「philosophy」ヲ「哲学」ト訳シ「liberty」ヲ「自由」ト訳シ、他ニモ多クノ外来ノ言葉ヲ取入ル度ニ、ソノ言葉ノ意味スル処ヲ洞察シ、和語漢語ノ中ヨリ似タル概念ヲ探出シ、又ハ新タニ造語シテ自家薬籠中ノ物トシタノダヨ。顧ミルニ諸君ノ其ノ体タラクハ何ゾヤ。blogナル西洋ノ造語ヲ訳スルニ事欠キテ発声ノ似タル片仮名を持出シテ「ブログ」トハ。日本人ノ創造力ハ、コノ百年ノ内ニカクモ衰ヘタルカ。

 未知ノ何者カニ出遭ツタトキニ、其レヲ如何ニシテ己ノ臓腑ニ落込ンデ行ケルカト言フ処ニ、我々日本民族ノ文明ノ力ガ験サレルノダ。サウデ在ルカラ余ハblogヲ訳スルニ「ブログ」トスルモノヲ一切認メヌ。今後余ガ新シキ表現ヲ発明スルマデblogハ「侮陋愚」ト呼ブ事ニスル。

明治ニ十六年 六月七日 珍古淋太郎 記ス
posted by ちんこ寺 at 23:59 | Comment(2) | TrackBack(0) | 当世侮陋愚気質 b_entry.gif
この記事へのコメント
ちん様の本当のお名前は、珍古淋太郎だったのですね。。。

しかし、私には「侮陋愚」という流行ものに
乗っかっているという感覚が希薄です。
載せている事柄は、恥晒し以外の何ものでもないのですが、
書くことによって自身の思考が整理されたりすることがままあり、
また、読み手に何かを伝えるという鍛錬をしている
というふうに捉えているふしがあります。
そうした考えにおいていえば、
単に「侮陋愚」だとは思い切れないのです。
愚直な思考のなせる業でしょうか……。

珍様は、ご自分が「侮陋愚」を綴られる行為を
どのように捉えていらっしゃいますか?
教えていただきたいところです。
Posted by 白寿 at 2006年06月08日 10:00
説明が全くなくてすみません。
以下説明です。

この記事は意見の表明としてではなくて、フィクションとして書きました。

この記事は私が勝手に作った架空の明治時代の人間の日記ですので、あまり真に受けないでください。自分の意見を書くというよりは、私がイメージする明治人が現代のブログを読んだらどのように感じるだろうかということを考えながら書こうと思いました。ガチガチの明治人である珍古淋太郎氏が現代の開けっぴろげなブログを読んだら眉をしかめるだろうという発想の元に書いたのです。
Posted by ちんこ寺 at 2006年06月08日 12:17
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