2005年10月18日

生物学の時間 食物連鎖とブログ

■命の星 地球
生命の誕生以来、地球には数多の生物があふれ、互いに食べたり、食べられたりしています。

この食べたり食べられたりのつながりを、食物連鎖と呼んでいます。

食物連鎖は、基本的に植物を草食動物が食べ、草食動物を肉食動物が食べ、肉食動物や草食動物の死骸がバクテリアなどによって分解されて土に戻り、植物の生育に必要な豊かな土壌を作る、といった具合にひとつのシステムとして機能しています。(図:海洋生物の食物連鎖 参照)


図:海洋生物の食物連鎖
syokumoturennsa01.jpg



■ブログを取り巻く食物連鎖
さて、生命の驚異的システムたる食物連鎖は、何も自然界の専売特許ではありません。
私たち人類が発明したテクノロジーの中にも隠然として存在するのです。
その最たるものが、ブログを取り巻く食物連鎖といえるでしょう。下の「図:ブログを取り巻く食物連鎖」をご覧ください。以下のような対比を見ることができます。

植物やプランクトン=記事の材料
草食動物=ブロガー
肉食動物=SBM(ソーシャルブックマーク)のブックマーカー

図:ブログを取り巻く食物連鎖
syokumoturennsa0.jpg


私たちはブログの記事を書くとき、いろいろなところから記事の材料を探して自分の記事を作り上げます。
その一方で、ブックマーカーはブログの記事をクリッピングすることによって生存しています。
しかしブックマーカー自身も、バクテリアのような分解機能を持つSBM考察記事によって、やがては自身が記事の材料になってしまい、分解されて土に戻ります。
また、ブログを取り巻く生態系は、自然の生態系と同じく、下図「生態系の数的バランス」のように食べるもの食べられるものの数の絶妙なバランスの上に成り立っています。


「生態系の数的バランス」
(多) 記事の材料>ブロガー>ブックマーカー (少)


記事の材料が乏しくなってしまえばブロガーは滅び、ブックマーカーがどんなに鋭い観察眼を持っていても、観察対象のブログが無くなればともに滅びるしかなく、ブログを取り巻く生態系は、まさに上記のバランスを保って維持されていると言っても過言ではないでしょう。この食物連鎖のバランスが崩れると、生態系に大きな打撃を与えてしまいます。

余談:おそらく6500万年前のテキストサイト大量絶滅は、食物連鎖の崩壊によって、生態系に大打撃を与える共食いか何かが起こったはずですが、詳しいことは分かっていません。



■簡略化されたモデルに隠された複雑さ
ここでみなさんに注意していただきたいのは、ここに示されたものはあくまで簡略化されたモデルであって、現実の連鎖はもっと複雑であると言うことです。
たとえば、ブログを書きながらSBMもしている場合は雑食性の動物(イノシシやタヌキなど)と比べることができますし、SBMをやりながらSBM考察記事やブログ論を主に書いているブログは、枯葉や動物の死体を食べて栄養分の高い糞を残す動物(コンドル、ハイエナ、トビムシ目の昆虫など)との対比が可能でしょう。

このように、私たちは複雑極まりない食物連鎖の中で記事を読み書きし、ブックマークし、ブログを開設または閉鎖しているのです。



■閉ざされた生態系 SNS
賢明な学生諸君の中には、SNS(ソーシャルネットワークサービス)は生態系の中でどういう位置づけになるのだろうか?…こういう疑問を持たれた方もいると思います。この疑問は非常に重要な問題なので、解説していきます。

mixiに代表されるSNSは、会員制、紹介制をとるなどのシステムに最大の特徴を持ち、閉ざされた生態系であると言えます。あえて自然界で最も近いシステムを探すとすれば、熱水噴出孔生物群集がそれにあたるでしょう。

熱水噴出孔生物群集とは、深海の海底火山近辺にできるシステムで、光合成を基本とする生態系とは異なり、バクテリアが火山から噴出するメタンや硫化物などの化学物質を分解することを基本とする生態系のことです。

海底火山付近に発生するこれらの生態系は、外部の生態系から孤立しています。メタンや硫化物などの化学物質は多くの生物にとって有害で近づけないものですし、深海という厳しい生息環境が外部からの恐ろしい捕食者の進入を難しくしているからです。

SNSも、現在のシステムだけを見ると、熱水噴出孔生物群集のような、深海に点在する生態系に過ぎません。しかし生命の黎明期が、熱水が噴出する海底火山付近ではじまった可能性があることを考えると、今後どのような進化を遂げるかは予断を許しません。



■さて今回の講義では、食物連鎖とブログを取り巻く環境の対比をすることで、大自然の英知がブログの分野においても応用されていることを浮き彫りにしてきました。それでは、もうそろそろ時間となりますので、生徒は各自リアクションペーパーを提出して終了してください。以上。
posted by ちんこ寺 at 02:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | webの恐怖 b_entry.gif
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