無断リンク問題を根本的に解決するための方法を考えました。
聞くところによると、無断リンクという思想は学校の教育現場や初心者向けサイトで喧伝されているようです。
特に学校の教育現場で教えられているというのは大変な脅威で、見過ごしにはできません。これを見過ごせば十数年後には日本は無断リンク禁止主義国となり、世界中からの無断リンクに脅かされることになってしまいます。
そこで考えた方法が、子供向けにリンク道徳のお話を作って広めることです。昔、道徳の時間に読まれた「終戦後、闇米を食べずに餓死した裁判官の話」のような感動的な逸話で子供達を感化し、日本国の無断リンク禁止主義国化を防ぎ、世界中でバカにされる危機から救うのです。
■実際におはなしを作ってみた
作ってみました。このおはなしを読んで感動した人がいたら、ぜひ近所の子供たちにはなして聞かせ、無断リンクという思想が如何に危険なものかを教えてあげてください。
○道徳のおはなし「とどかなかったリンクいらい」○
まさおくんは小学校3年生でした。でも、まさおくんは、ここ数か月、学校に行っていませんでした。なぜなら、なおるみこみのない、おもいびょう気になっていたからです。そんなまさおくんのただひとつのしゅみはブログをこうしんすることでした。
ある日、まさおくんはあるブログをよんでかんどうしました。そして、自分のブログからリンクをはって、いつでも見られるようにしたいと思いました。
しかし、ブログのちゅうい書きを見ると、
「無断リンク禁止・リンクするかたはれんらくをください」
とかかれていました。まさおくんは、まだ元気だったとき、学校で無断リンク禁止のサイトには、あいさつなしにリンクをしてはいけないとおそわったことを思い出しました。
まさおくんは思いました。
「無断リンク禁止ということは、リンクのおねがいをメールですればいいんだな」
そこで、まさおくんはリンクのおねがいのメールをおくりました。
まさおくんはブロガーからのへんじをまちました。くる日もくる日もまちつづけました。けれども、へんじはいっこうにきません。
だんだん心ぱいになってきたまさおくんは、ごはんものどをとおらず、びょう気はわるくなるいっぽうでした。そしてついには弱りきってしんでしまいました。
まさおくんはしぬまぎわに思いました。
「どうしてへんじがこないんだろう、どうして無断リンク禁止なんてきまりがあるんだろう、じゆうにリンクできたらどんなにたのしいだろう…」
まさおくんがてんごくにいってからすうかげつご、こうしんされていないまさおくんのブログにへんなコメントがつきました。
「こちらのブログにかんどうしました。リンクしていいですか?」
まさおくんのブログをかたみと思って大せつにかんりしていたお父さんとお母さんは、泣きながらコメントをさくじょしました。
完
■子供たちへ問題提起する際のポイント
子供たちにお話をしてあげる際には、ただ面白おかしく話すだけではいけません。
子供たちが自主的に問題を深く考えていけるように、適切な問題提起をしてあげましょう。
問題提起の例
・まさおくんの送ったリンク依頼のメールはなぜ届かなかったのかな?
・もし無断リンク禁止のルールが無かったら、まさおくんは死なずにすんだかもしれないね。
・どうしてまさおくんのお父さんとお母さんはコメントをさくじょしたのかな?
・学校で教えている知識は絶対正しいとは限らないね?
・自由にリンクすることが本当にいけないことか、もう一度考え直してみよう。
・リンクとはもともとどういうものなのか、インターネットを使って調べてみよう。
■以上の問題提起の例を参考に、子供たちに批判的に物事を考る機会を与えていきましょう。
また、皆さん自身で適当におはなしを作ってブログにupし、子供たちを感化してあげるのもいいでしょう。
ソレデハミナサン、アテブレーヴェ、オブリガート。